2015年4月3日金曜日

ブラックバイト調査で明らかになった実態


 20149月に始まったブラックバイト告発キャンペーンのよびかけに呼応して、「ブラックバイト」の実態調査がウェブアンケートや各地でとりくまれた。その結果、1000人以上の青年(主に大学生)からアルバイトの実態が寄せられた。寄せられた実態の特徴は次のようなものだった。

■「シフトが常にギリギリなので休みづらい」「辞めさせてくれない」「無理なシフトを組まれる」「人手が足りない」「正社員と同じ仕事をしている」――これまで正社員が行っていたような仕事をアルバイトなどの非正規に肩代わりさせており、アルバイトがいないと職場が回らない状況にある。


■「未払い賃金がある」「交通費や制服代などが自己負担」「セクハラ・パワハラがある
」「ミスして賠償させられた」「商品を買わされる」「ノルマがある」――理不尽で不当な働かせ方、労働法が守られていない働かせ方がまかり通っている。


■「親からの金銭的な仕送りがない」「学費や生活費をバイト代や奨学金でやりくりしなければならない」「奨学金返済のためにバイト代は貯蓄している」――高い学費の支払いや生活費のためにアルバイトからの収入に頼らざるを得ない状況がある。


■「授業に出られない」「テスト期間でも休めない」「眠くて勉強に集中できない」――
アルバイトが学生生活を妨げる影響を与えている。



※寄せれた実態をまとめた資料はこちら→「ブラックバイト」調査結果


                           
                                                                                    

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